さっさとやってしまえばすぐ終わるのに、なぜか手をつけるのを引き伸ばしてしまうことがあります。締切ギリギリになって慌ててやって、結果的にクオリティが落ちたり、人を待たせてしまったり。
どうにも苦手意識や面倒くささが勝ってしまい、低きに流れてしまうのです。
ただグズグズしていただけで、人からの信頼も、自分自身への信頼もどんどん失っていきます。しかも、逃げて逃げて引き伸ばしている間中ずっと、おなかに石が入っているような気の重さが続き、じわじわと気力を奪われていくような気がするのです。
これは本当に良くない。
どうするか考えねばと思っていたところ、DaiGo氏の「自分を操る超集中法」という本を読みました。
どんな小さなことでも、人が何かをするためには「よいしょ」と一瞬やる気を出す力が必要で、それが前頭葉で作られる「ウィルパワー」というもの。ただ、そのウィルパワーには筋力と同様限りがあり、日々の生活で少しずつ使っていくと減ってしまい、疲れを感じるのだそう。
しかも、グズグズして気になっていることがあると、それ自体が、「ウィルパワー」を奪ってしまうとのこと。私が感じていた「じわじわと気力を奪われていくような感じ」は、まさにこれだったようです。
限られたウィルパワーを、ここぞという時に上手に使うためには、ウィルパワーを消費しない「習慣」という形に転化するのが良いとのこと。前頭葉を使わず、小脳で自動的に行動できるようになると、疲れなくなるんだそうです。
そういえば、この4月から毎朝お洗濯をしているのですが、週に1〜2度だった時よりも気軽で簡単な仕事になったような気がします。また、3年ほどほぼ毎日続けている「レアジョブ」というスカイプ英会話のクラスも、もはや自動的に予約→受講って流れになっていて、続けられています。
とにかくこのグズグズ癖を直したい。習慣ってすごいらしい。
ならば小さいことから習慣付けしてみようと思い、3日前に
「食事の後、流しに食器を持っていったら、そのまますぐ洗うことにします」
と夫に宣言してみました。
「寝るときと家を出るときにはシンクは空にする」というマイルールがあるのですが、”すぐやる宣言”の後、寝る前ギリギリにやっていた洗い物があっさり片付くようになりました。
このまましばらく続けていって、洗濯みたいに気持ちのハードルが下がるといいな。
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